2015-16福岡日雇い 越年・越冬闘争

3日間通して、3度の食事が振る舞われました。(炊事班テントにて)
3日間通して、3度の食事が振る舞われました。(炊事班テントにて)

 

 

2015-16年 福岡日雇い越年・越冬闘争は、

たくさんの皆様のご支援により、成功させることができました。

 

 越年・越冬闘争をやることの意義は、第一に日雇い・野宿の労働者自身の手で、凍死・餓死・病死の瀬戸際に立たされるすべての仲間を守りぬいていくことです。

 そのためには、厳しい寒さとアブレに苦しむすべての仲間を、須崎公園に大結集させる必要があります。したがってまた、須崎公園には、風雪からみんなを守るテントや寝床、温かい食事、労働・医療・生活などに関する相談所、そして楽しく愉快に過ごせる企画などを用意しておくことが必要です。

 ともに力を合わせて、野垂れ死に攻撃をはね返していこうではありませんか。

 

 第二に、この共同の取り組みを通じて、普段よく知らない者同士が、交流を深め、ともに生きぬく団結を強めていく場だということです。

 仲間同士の間でも、「顔はよく見るが、名前は知らない」「挨拶程度はするが、話したことはない」というような関係がけっこう多いものです。準備や片付けの作業を通じて、あるいは各班の仕事を通じて、またテント内の隣同士の会話を通じて、様々な企画への参加を通じて、お互いにもっとよく知り合い、仲良くなり、助け合う関係を作っていくことができます。

 

 第三の意義は、このようにして培った団結の力で、新しい年としの「反戦・仕事よこせ」の闘いにむかっていくことです。黙っていたら、確実に野垂れ死にが待っています。来年には、これを許さない闘争が必要です。

 おれたちの団結した力で、来年こそ公的就労対策事業を実現させ、仕事をかちとろう。生きるための要求を実現しよう。失業も戦争もない世の中を作っていこう。