12月5日
12月5日、博多区内の会場にて、組合大会を開催しました。
正午の開場前にはすでに組合員たちが集まり、これまで様々な闘いをともに担ってきた多くの組合員の結集で講堂が埋められました。
12時半、開会宣言。「組合大会の成功をかちとるぞ」、「仕事をかちとるぞ」、「福日労は闘うぞ」という、仲間たちの元気なシュプレヒコールが会場全体に響き渡り、いよいよ開始です。
まずは、連帯のあいさつです。いつも越冬の支援に来てくれる市内の2人の労働者から発言を受けました。
続いて、寄せられたメッセージが代読されました。
◇東京・山谷日雇労働組合
「アブレ―野垂れ死にに直面させられている日雇い・野宿の労働者の怒りや要求を『議席のための一票』だけを気にしている議員にゆだねることはできません。ましてや、日雇い・野宿の労働者を常に『治安を乱す者』として対応する警察や自衛隊を『守れ』なぞと言うことは、失業―野宿を労働者に強制すること抜きには成立しない資本主義を『守れ』と言うのに等しい。自衛隊の実戦軍化に拍車をかける安倍政府の打倒を実現する労働者の隊列を大きく作り上げましょう」
◇反戦・反失業を闘う釜ヶ崎労働者の会
「釜ヶ崎のセンター周辺では、いつも80人近くの仲間がアオカン(野宿)している。実際は『働いてメシが食いたい』と思っていても、ろくに仕事がないためアオカンせざるをえないのだ。なぜおれたちはアオカンしなければならないのか。すべての責任は、俺たち労働者を使い捨てにしている資本と、ろくに対策も行なわない政府―行政にあるのだ。やつらに対して今まで以上に怒りを叩きつけていこう」
◇沖縄・首里日雇労働組合
「辺野古を巡っては『対決姿勢』が取り沙汰される知事・翁長ですが、安倍が進める労働者の『生涯非正規化』『九割非正規化』の攻撃を、沖縄で率先して進めているのも、翁長なのです。こんな実態がありながら、『翁長知事がんばれ』『オール沖縄』の声に、どうして与することができるでしょうか。翁長―沖縄ブルジョアジーのもとへの糾合を許さず、労働者階級の利害を鮮明に突き出して闘う必要があります。沖日労は、沖縄の地で、その闘いをやります」
これらすべてのメッセージに、会場から熱い拍手が送られました。
執行部が大会の議案を提起
1.「我々をとりまく情勢」
2.「一年間の闘いの総括」
「反原発の闘い」では、「川内原発一・二号機の再稼働を許さない何派にもわたる現地での闘いを闘った」ことが、「弾圧との闘い」では、「『刑訴法』改悪、『共謀罪』新設を許さない闘いを闘った」ことを報告しました。
3.「我々の闘いの方針」
(7項目の提起)
闘う新たな執行体制を確立
会計報告、質疑応答と続いて、新執行部人事案が提起され、議案、会計報告、新執行体制が採択され、承認を得ました。
新執行部を代表して、副委員長に選出された仲間が就任あいさつに立ちました。
「みんなのために、福日労はがんばっていきます。『反戦』『仕事よこせ』の闘いを、みんなで力を合わせてやりぬいていきましょう。新執行部は、みなさんの先頭で闘いぬきます」。
「インターナショナル」斉唱とシュプレヒコール、最後に新委員長の音頭で「団結ガンバロー」を行ない、第17回組合大会は大成功裏に幕を閉じました。
第1回 越年・越冬闘争実行委員会を開催
組合大会終了後、休憩をはさんで、越年・越冬闘争実行委員会の第一回会議を開きました。
2015―16年の越年・越冬闘争の基調と、実行委員会の正式結成が全体で確認されました。
今回も、仲間たちからは様々な内容の活発な意見が出されました。
和気あいあいとした雰囲気のなかにも、これから厳しい冬に向かうという緊張感が漂い、「一人の野垂れ死にも許さない」、「失業と厳寒に負けない」という意気込みのもとに、真剣な話し合いが行なわれ、最後には「越年・越冬闘争をやりぬくぞ」という熱いシュプレヒコールで、会議は締めくくられました。